2009-03

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

among/amid

 夜は、段々と訪れる優しさをもっているけれど、雨は突然降ってくる。
 心は空だ。
 今日も、目立ったきっかけなんかなくて、気づいたときにはびしょ濡れだった。

 今まで晴れていたのに、どうして?

 考えるだけ無駄な、ちょっとした気分の変化に戸惑う。
 雲は、過去という名の思い出と、未来という不安で構成されている。
 やがて、過去の痛みと未来への苦渋が膨張し、膨らみきった雲は、地面へ向けて、私へ向けて、堕ちてくる。
 白いのか、灰色なのか、薄暗いのか、曖昧な雲は体を包み込み、視界を遮る。
 狭まった視野では、雲のむこうを考えることなんてできないし、包まれてしまったら、霧のような雲の中で迷子になるだけ。

 なにも見えない。
 なにもできない。
 なにもわからない。

 自分を信じられなくなったら、『自分』という自分にとっての神の声は聞こえなくなるのに。
 現実の眩しさに耐えられず、心は光に背を向けてしまう。

 なにもしたくないし、するのは怖いし、常に怯えている。

 私は、独りを知らないが、私は孤独を知っている。
 私は、私と僕を揺れて、足場のない現実を生きている。
 気付かれないよう、できるだけ普通に、馬鹿な人間として生きたい。
 そこに、男とか女なんて概念はない。決めるのは周りだし、興味がない。強いて言うなら、男にも女にもなるし、動物や植物にだってなる。
 総ては、細部に渡る妄想映像と暗示のおかげ。

 私は私を、意味もなく信じているから
 私が私を騙すとき
 私は私であり
 私でさえない

 果物の中にいる虫と、蟲に囲まれて熟れ行く果物は同じ異端。
 前者は虫が異端で、後者は果物が異端なのに、果物はいつも食べられている。
 変なの。

 八百屋の店頭に並ぶ果物の列に、一つだけ破損した果物がある。
 これも異端。
 でも、同質だから、許される。
 同質の異端と、異質の異端は、違うんだ。

 求めるのは、同質の異端? 異質の異端?

 果物。
 甘い毒。
 甘美な時間。
 現実は、薄れる。
 だから、あまり見ちゃいけない。

 貴方が私を覗くとき
 私も貴方を覗いている。

 深遠から、異物が、くる。
 仲睦まじい、男女(ヒト)という異物が、果物の私を喰らう。
 だから、毒を身に着けた。
 本当は、ただそれだけの話。
スポンサーサイト

NEW ENTRY «  | BLOG TOP |  » OLD ENTRY

プロフィール

Kiriko

Author:Kiriko
人生いろいろ!

♂ですけど、ご理解頂ける方は気軽に絡んでくれたら嬉しいです。 

Twitter

試しに導入

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

過去記事 (51)
日記 (36)
ひとりごと (6)

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

FC2ブックマーク

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。